ビジネス心理学

怒らない人の特徴とは!心にゆとりを持てば怒りは生まれない

この記事を読めば分かること

~怒らない人の特徴は下記の5つ~

  • 常に楽観的
  • 自分にできることに意識を集中させている
  • こだわりが少ない
  • 自分の能力を過信していない
  • 柔軟にものごとを考えられる

以前、別の記事で怒らない人になるための方法(アンガーマネジメント)についてご紹介しました。

怒らない人になるために!アンガーマネジメントの基本とは

何かにつけて怒りやすい人がいる一方で、あなたの周囲にも滅多に「怒らない人」がいると思います。この記事では、そんな「怒らない人」の特徴についてまとめました。

怒らない人の特徴

常に楽観的

普段、あまり怒らない人は楽観的な人が多いです。

楽観的な人は、何か嫌なことや普通の人なら心配しそうな出来事が起こっても「まあ、なんとかなるだろう」と楽観的に考えます。そのため、ストレスレベルが低く、人に当たったりしないのです。

楽観的な人は、想像力に長けています。「え、楽観的な人ってなにも考えてないから楽観的ななんじゃないの?」と思うかもしれません。もちろんそういう人もいるでしょう。

しかし、楽観的な人の多くは、何か出来事が起こっても「こう対処すれば大丈夫だろう」という大まかな解決策を頭に思い浮かべているため、問題が起こっても動じないのです。

反対に、怒りやすい人はネガティブ思考の人が多いです。起こった出来事に対して、「どうやって対処すればいいか」「このままじゃまずいことになるのではないか?」と必要以上に焦りを感じてしまいます。

ネガティブ思考の人は、記憶力には長けていますが、想像力が乏しい人が多いです。このため、起こった問題が過去に起こった出来事と同じであればすぐに対処できるものの、経験したことがない問題だとどうやって対処すればいいか分からず、パニックになってしまいます。

自分にできることに意識を集中させている

怒らない人の特徴の2つ目として、何か問題が発生したときに「自分の何がいけなかったのだろう」「自分はどうすればよかったのだろう」という「自分」に対して意識を向けていることです。

基本的に、人の行動や価値観を変えることはできません。そのため、問題の原因が仮に人にあったとしても、その人に原因を求めても何も変わらないのです。

そのため、怒らない人は、起こった問題を人のせいにしません。他人に原因を求めるのではなく、自分に原因を求めるからです。たとえば、部下が仕事でミスをしたとしても「自分の指示に問題はなかったか」などと考え、ミスした本人を責めないのです。そのため、怒ることがない、ということです。

こだわりが少ない

怒らない人の特徴として、こだわりが少ないことが挙げられます。

以前の記事で、怒りとは自分の価値観(=コアビリーフ)と起こった出来事とのギャップにより発生すると説明しました。

こだわりが少ないとは、不要な価値観を多く抱えていないということです。「部下は上司に間違った書類を持ってきてはいけない」「店員はお客さまを神様と思うべき」などという価値観を抱えていると、日常的に怒りを生み出す原因となってしまいます。

もちろん、こだわりを全く持たないわけにはいきません。生きていくうえで必要なこだわりもあるでしょう。しかし、人によっては本当に細かいこだわりを持っている人がいます。果たしてそれは、本当に生きていくうえで必要なこだわりなのでしょうか。

不要なこだわりを捨てることが、怒らない人になるための第一歩と言えるでしょう。

自分の能力を過信していない

怒らない人の特徴として、自分の能力を過信していないことが挙げられます。

これはどういうことかと言うと、怒らない人は自分だけの力には限界があり、周囲との人間関係や連携を密にしないと仕事や家庭などが成り立たないと考えているからです。このため、怒って周囲の人との人間関係やその場の雰囲気が悪くなることを恐れており、「怒る」という選択肢を取らないのです。

怒りやすい人は、基本的に自信過剰なタイプが多いです。怒って周りが自分を嫌ったとしても問題ない、と考えているため、「怒る」という選択肢を取りやすいのです。

柔軟にものごとを考えられる

怒らない人は、柔軟にものごとを考えることができます。

何か問題が発生したときに、必ずしもそれをネガティブな意味でとらえるのではなく、ポジティブ思考でとらえることができるのです。たとえば、工場が原因で取引先からクレームが来たりしたときも、「誰がこんなミスをしたんだ!」と怒るのではなく、「品質向上のヒントになるのでは」などとポジティブ思考でとらえます。

本来、起こった出来事自体に、ポジティブもネガティブもありません。その出来事にポジティブかネガティブかの意味付けをするのは、あなた自身なのです。ですから、何ごとも柔軟にとらえることで、怒りの感情は生まれにくくなります。

怒りの感情に関する本(参考書籍)

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫) 安藤俊介 著

自分の「怒り」タイプを知ってコントロールする はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック  安藤俊介 著

まとめ

怒らない人の特徴を5つ挙げてみました。みなさんはいくつ当てはまったでしょうか?

総じて言えることは、怒らない人は心にゆとりを持っています。心にゆとりがあるため、何か出来事が起こっても冷静に対処ができるのです。

しかし、心にゆとりを持つにはどのようにしたらいいのか、とは難しい問題です。あまりにも漠然としているからです。

今回あげた5つの特徴を身に着けることが、心のゆとりにつながるかもしれません。日常生活で心がけてみてはいかがでしょうか。

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