思考法・仕事術

【優柔不断な人必見】定量的意思決定の手法

みなさん、こんにちわ!あるぱかです。

このブログは、自己改善やパフォーマンス向上のヒントとなる情報を発信しています。

 

本日のテーマは「意志決定」です。

・何を決めるにしても、優柔不断でなかなか決められない

・チームリーダーを務めているが、チーム全体の意見がまとまらない

・パートナーと何を決めるにしても、いつも意見が合わず揉める

 

何かを決めるとき、このようなことで困った経験、みなさんもあるのではないでしょうか。

今回は、私がおすすめする意思決定の方法で「定量的意思決定」という手法をご紹介します。

 

難しく見えるかもしれませんが、一度覚えれば複雑な意思決定もシンプルになり判断がしやすくなります。

ぜひ、活用してみてください。

ステップ1 ~候補を決定する~

意志決定する、ということは候補があるはずです。

まずは、その候補を洗い出してください。

 

今回は、「夫婦で住む引っ越し先を奥さんと決める」という想定でやってみましょう。

紙またはPC上のエクセルシートの左側に候補となる選択肢をすべて書き出します。

今回は、物件A~Eの5つを選択肢とします。

↑とりあえずこんな感じ

候補の数は自由ですが、あまりに多いと意思決定までの時間が長くなってしまうので、3~5くらいに絞っておくのがベターです。

ステップ2 ~決定要素を決める~

次に、決定要素を決めます。

決定要素とは、「どういう観点で選択肢を評価するか」のことです。

たとえば、物件選びであれば

「間取り」「駅からの距離」「周囲の環境」「治安」「価格」などといったところでしょうか。

これらの決定要素を一番上の行で並べて記載し、表にします。

このとき、一番右側に「合計」の列も追加してください。

 

ステップ3 ~重みづけをする~

決定要素を決めたあとは、それぞれの選択肢に対して「重みづけ」をします。

重みづけとはどういうことかというと、例えば

「間取りは重要だけど、周囲の環境はそこまで重要じゃないな」

などと、選択肢でそれぞれ重要度が違うと思います。

この重要度を決めるのが「重みづけ」です。

 

各選択肢で重要度に応じて0.1~0.9(数値が大きいほうが重要)の数値をあてはめ、合計が1.0になるように調整してください。

この重みづけは、感覚的なもので構いません。

「これ、大事だから0.3くらいかな~」

「そこまで大事じゃないから0.1でいいかな~」

など、感覚的に数値を決めてください。

ここまでくれば、事前の準備は完了です。

ステップ4 ~選択肢を評価する~

各選択肢に対して、決定要素ごとに得点をつけていきます。

この得点は、100点満点でも10点満点でも構いません。

各選択肢ごとに、自由に評価して、得点をつけていってください。

(今回は、100点満点で評価してみます。)

さて、上記のような結果となりました。

一番点数が高いのは港区の物件Aですが、このままだと港区の高級マンション住まいになってしまいます。

まだこの時点では、決定要素ごとの重みづけができていないからです。

では、最後に重みづけをしていきます。

ステップ5 ~重みづけを反映する~

ステップ3で重みづけした()内の数値(0.1~0.9)と、各項目の点数(100点満点)を掛け合わせていってください。

(100点満点の数字の下に、()で記していくと、わかりやすくていいと思います。)

そして、()内の合計も足し合わせていってください。

すると、重みづけを反映した、最終の合計数値が出てきます。

こうして、今回ベストな選択肢は足立区の物件Bに決まりました!

単純に100点満点で判断したときは、港区が1番でしたが、重みづけの際に「間取り」と「価格」の比重を高くしたので、それらの点数が低い港区は点数が下がってしまったのです。

定量的意思決定のメリットと使用場面

この定量的意思決定のメリットは

・各候補の評価を数値化するので、判断しやすい

・決定要素を明確にするので、評価基準がブレにくい

・各決定要素を重みづけするため、納得感を得やすい

など、意思決定に必要なさまざまな要素を含んでいます。

 

ですから、例えば使用場面として

・高額な買い物(家・車・家電)などを決めたいとき

・夫婦や家族で週末の旅行先を決めたいとき

・プロジェクトリーダーとして、チーム全体の意思決定をしたいとき

など、重要な意思決定の場面で使用することができます。

 

まとめ

重要な決定をするとき、なかなか決めきれないことがあると思います。

そういう意思決定をするときに多くの人が、自分の頭のなかや、チームメンバーとの議論のなかだけで、意思決定をしようとします。

しかし、実際に意思決定するときは、さまざまな要素を加味して行う必要があります。

それを頭のなかだけで整理しようとするのは、スマートではありません。

・候補はなんなのか

・決定要素はなんなのか

・決定要素のなか特に重要なものはなんなのか(重みづけ)

これらの要素をきちんと可視化することが、意思決定するうえでは重要です。

 

今回の記事で紹介した方法は、あくまでも私がおすすめする一例でしかありません。

そのまま使ってもいいですし、自分なりにアレンジするなどして、よりスマートな意思決定を仕事や日常生活に取り入れてみてください。

 

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