この記事はこんな人向けです
- 転職活動を短期で終わらせたい人
- 短期の転職活動のメリットを知りたい人
- 転職活動の短期決戦が本当にできるのか知りたい人
私は、2019年に転職活動を行いました。初めての転職活動でしたが、わずか6週間で2社から内定をもらいました。もちろん、年収は前職よりもアップ。1.5倍ほどの年収アップになりました。わずか6週間の「短期決戦」で、転職活動を成功させることができたのです。
- 転職を決めた理由
- 6週間の具体的な経緯
については、別記事でまとめる予定です。ここでは、転職活動を「短期決戦」とする方法や具体的なメリットについてご紹介いたします。
目次
転職活動を「短期決戦」にする方法とは?
「短期決戦にする方法」と仰々しく書きましたが、そのやり方はシンプルなものです。
私は、2社から内定をもらうために、60社以上の企業へ"ほぼ同時に"エントリーしました。これが、「短期決戦」のための戦略でした。
なぜこのような戦略を取ったのか。そのきっかけもシンプルで、転職カウンセラーの方からそう勧められたからです。
60社以上に同時にエントリーする戦略
私は、転職サイトをDodaを使ってしました。
初めての転職活動で、右も左も分からないなか、私を担当してくれたカウンセラーの方は、とても親切かつ的確でロジカルなアドバイスをしてくれました。そのなかで、私が転職活動に対して希望していたのは、
- 最低でも2社から選べるようにしたい
ということです。この私の希望に対して、カウンセラーの方にご提案いただいたのが
ポイント
60社以上の企業に応募する
ということでした。これを聞いたとき私の正直な感想は、「え、60社も応募しないといけないの・・・?」と若干引き気味でした。しかし、カウンセラーの方はその根拠もしっかりと説明してくれました。
60社エントリーの根拠
- 「応募(書類選考)→内定」は一般的に30社に1社
- 内定→内定受諾までの期間は長くても1週間。(早いと3日)
これらから導き出された数字が「60社」でした。正直、かなり躊躇しましたが、カウンセラーのことを信用して、素直に従うことにしました。
そもそも、そんなに求人があるの?
「60社に応募するといっても、そもそもそんなに求人はあるの?」
まず疑問に思ったのはそこでした。というのも、私が希望する「管理系」の職種は、そもそも募集の数が少ないのです。
- 営業
- 企画
- エンジニア
などの職種は、企業の売上や事業の成長にかかわる職種であるため、求人も多いです。一方、管理系スタッフは会社から見ると「コスト」でしかなく、積極的に募集している企業も少ないのです。「60社に応募する」と言っても、そんなに募集があるのか不安でした。
しかし、その不安は杞憂に終わりました。カウンセラーの方が、100社以上もの非公開求人を紹介してくれたのです。
正直、「こんなに合っても見切れないわ・・・」と全部目を通るのも大変なくらいでした。
しかし、紹介してもらった求人は「仕事内容」「勤務地」「年収面」など、私の希望に合うばかり。そんな求人が100社以上もありました。公開求人にはあまり魅力を感じませんでしたが、カウンセリングを受けたことでこれだけの非公開求人を紹介してもらうことができました。
なお、求人情報は、カウンセラーの方がすべて印刷して持ってきてくれました。(カウンセラーの方が急に席を外して、しばらく帰ってこないから何ごとかと思いましたが、大量の求人を印刷してくれていたようでした笑)
Dodaのサイト上からでも、それらの情報は見ることができましたが、色々メモをしたりするのには紙が便利だったので助かりました。
転職活動を「短期決戦」にすることのメリット
短期決戦は、要するに「数撃ちゃ当たる!」の転職活動です。「そんなの当たり前だろ・・・」と思うかもしれません。しかし、転職活動を振り返ってみると、短期決戦には以下のメリットがあると考えます。
- 年休や半休の日に、面接を詰め込みやすい
- 会社に転職活動をしていることを悟られにくい
- 面接で学んだことをすぐ次の面接で活かせる
年休や半休の日に、面接を詰め込みやすい
転職活動でネックになるのは、面接のスケジュール調整でしょう。基本、土日は面接をしないため、平日の日中か業務後に面接をすることになります。
業務後はともかく、平日の日中は会社を休まないと面接を受けることができません。そこで年休を取る必要がありますが、面接の予定がパラパラと入る「長期戦」だと、どうしても年休を取る回数が増えてしまいます。
短期決戦であれば、年休1日に、面接を詰め込むことがしやすくなります。
- 午前1回、午後1回、夕方1回・・・
と、最低でも3つの面接を受けることができます。これにくわえて、業務後にも面接スケジュールを入れることができます。実際私は、1カ月半のあいだに3回年休をとっただけで、およそ20回ほどの面接を受けることができました。
面接のスケジュールが立てやすくすることで、転職活動を有利にすすめることができます。
会社に転職活動をしていることを悟られにくい
長期戦で転職活動をしていると、活動をしていることを会社に悟られやすくなります。
急に年休をパラパラと取り始めると、絶対に会社から怪しまれます。「あいつ、転職活動してるんじゃないか?」と同僚や上司に疑われ、色々と面倒です。
その点、短期決戦であれば会社に悟られるリスクはグッと減ります。
面接で学んだことを次の面接ですぐ活かせる
私は、転職の面接対策などはほとんど行いませんでした。その代わり、面接で学んだことを、次の面接に活かすように心がけました。
- 「長く話しすぎたな・・・」と感じた自己PRは、次回では短縮
- 聞かれて答えに窮したことは、次の面接までにきちんと考えを整理する
- 質問の意図が分からなかったことは、面接後にネットで確認
もちろん、これらのことは転職活動をする人は誰でもしているでしょう。しかし、短期決戦だと、次の面接までの期間が短いので、これらの反省を次の面接で活かしやすいのです。
内定には最終面接を通過する必要がありますが、短期決戦であれば、最終面接までに自分の「面接力」を最大限まで高めることができます。
こうして短期で集中的に取り組むことが、面接の通過率を上げるのです。
本当に60社もエントリーする必要ある?
私は、「最低でも2社から選びたい!」という希望があったため、60社もの会社に同時にエントリーしました。
「2社から選びたい」という理由は、
- 1社で内定決まった会社に、なんとなく入社したくない
- 家族と相談してから転職先を決めたい
という事情があったからです。
しかし、今思えば、わざわざ「2社」にこだわる必要はなかったかな?とも感じます。会社の情報や口コミはネットを探せば出てきますし、会社の雰囲気も面接を通してなんとなく把握できます。
面接が進んでも、「ちょっとこの会社は違うなぁ・・・」と感じたら、その時点で辞退を申し入れればいいのです。わざわざ2社にこだわって、転職活動の負荷を上げる必要はありません。
それでも、確実に1社から内定を取るためには、最低でも30社のエントリーは必要です。短期決戦の転職活動にはメリットがたくさんあります。「転職活動を長引かせたくない・・・」という方は、ぜひこういった戦略をとってみてはいかがでしょうか。
まとめ
"短期決戦"の転職活動の方法やメリットについてお伝えしてきました。
【「短期決戦」の転職活動の方法】
- 60社以上に同時にエントリー(数撃ちゃ当たる!)
【「短期決戦」の転職活動のメリット】
- 年休や半休の日に、面接を詰め込みやすい
- 会社に転職活動をしていることを悟られにくい
- 面接で学んだことをすぐ次の面接で活かせる
「転職活動は時間がかかる」。そんな風に思い転職活動に踏み切れない方も多いと思います。しかし、私のように「短期決戦」で転職活動を成功させる人もいます。
この記事が、転職活動を進めるうえでの1つの参考になれば幸いです。